フランス国内２０の委員会団体グループからなる障害者乗馬連盟です。

【目的】

知的障害と肢体不自由の双子の子供が馬に乗る事になって６年が経ちました。

知的の子供の方は登校拒否で自信喪失になっていたのですが、今ではポニーの
調教？も自信を持ってやっています。厩の作業も積極的で大人と一緒にやっていても
こちらが負けてしまいそうです。

肢体の子供の方は座位がとれず歩くことはもとより言葉も上手く喋れませんが、
馬の上では両手を放す事が出来、乗馬中に歌まで出てきます。
股関節がかたくなかなか足が開かないのですが馬に乗って歩いていると自然に開いてくるのが分かります。
馬から降りて介助してあげれば自分の足で歩いています。最初に乗せた時と比べるととても進歩しています。

　　　　　　　身体的、精神的なハンデを背負っている方、社会生活に適応することが困難な方の
　　　　　　　様々な可能性を引き出す。馬と共にする時間の中で結果としてついてくるリハビリ効果を
　　　　　　　体感してもらうこと。
　　　　　　　　　　　　　

　

【ホースセラピーの身体的効果】

乗馬時・・馬が前進することで、騎乗者の身体は前後・左右・上下に動きます。
この動きと、馬の体温が適度の緊張とリラックスを生み、騎乗者は、自然に馬の
動きに合わせてバランスを取ろうとします。これが、脳幹を刺激し、筋肉の発達
血液の循環を助け、肺活量が増えるなど、健康増進全般に効果があります。

【ホースセラピーの心理的・教育効果】

日常とは違った環境、馬に触れる事、乗る事、また自分より大きな動物を操るという体験から、様々な面を引き出します。
（勇気、自信、挑戦することへの意欲)

動物の世話をするという事により、他者への思いやり、責任感を育みます。
(情操教育面効果)

人との調和、協調性などの育成に役立ちます。